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colums会長のコラム

会長のコラム 215

7月のコラムです。
コロナ禍は、厄介な局面に突入しました。
更なる経済危機に進展しないことを祈るのであります。経済が根腐れしない事に、政権サイドが焦る様子が手に取るように解るし、東京都と政府のギクシャクには、焦りのようなものを感じ、余計に不安を感じてしまいます。
戦後復興から、世界を席巻する経済発展を成し遂げた日本経済が「ものづくり」にあった事は、周知の事実で有ります。思い起こすことは、平成元年12月に日経平均株価が38,915円の市場最高値をつけました。その時の企業時価総額の世界ランキング上位10社の中に、日本企業が7社入っていました。今考えると疑いたくなる実績であります。私の起業時から18年後の事で、今在るのもその恩恵から、と思っています。世の移り変わりは常なるもので、日本経済の立ち位置も大きく変わりつつあります。
日本と中国の人口差は、1億対14億、その差1:14 です。従って中国内に合弁会社を作る日本の会社が多いことは自然の成りゆき、今や日本経済存立の前提となりつつあります。そこに、コロナ禍が発生し、大手企業の社員がその合弁会社に出向中、入国制限やビザ取得が困難となってしまう、或いは一時帰国中に職場に戻れなくなった、と言うような問題に遭遇し、改めて実態を知るとともに、想像を上回る製造移転の規模には「そうだったのか」と思う程の製造業の中国シフトは大きいのです。この重大事を今知るとは、私もヤキの回ったロートル族ぶりに慌てる始末、当社の存亡の掛かる事実を知るのです。
中国のビジネス界が日本に及ぼす影響力は、図り知れない規模になっており、「今頃何言っているか」ですが、これも私がコロナ禍の影響で知り得た重大事なのです。自動車の生産規模なども、想像以上の比率で海外シフトしていて、そこで調達する部品は、日本との合弁会社たる中国企業です。この現象は益々進むことでしょう。日本国の人口減対応に貢献? 冗談では有りません、我々の仕事がそちらにシフトするのです。一方では、新たなビジネスチャンスも生まれているから、結果はチャラとも言えますが、ぼやぼやしていると、日本人の仕事は介護とボランティア以外に無くなるような恐ろしさを感じています。
真面目にコツコツ働く日本人労働者はどうなるのか。更に恐ろしいことは、政治問題の展開によっては、戦争のリスクも有りそうです。
さて、難しいことは別にして、音楽、バレエ、演劇などのイベントの中止は、業界の存在を根底から崩壊する、根腐れ現象の予感を感じてなりません。
と言う事で、今月も音楽ライフはゼロでありました。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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