Phasemation フェーズメーション

colums会長のコラム

会長のコラム 252

R5年9月のコラムです。

9月は、私の誕生月で87才になります、この歳になると誕生日おめでとうと言う言葉は「ひにく」に聞こえてなりません。「未だに仕事しているのか」とか、「邪魔だから早く行くべきところへ行ってくれ」と言われている様な気がしてならない。
言われた当人は、仕事以外にも知られざる問題を抱え、清く逝きたいと常々考えているのだが、他人は理解して呉れない、そんな孤独の世界に居る、最近の常日頃なのです。ここはひとつ思いやりを以てお付き合い、宜しくと言うところであります。
今年の新商品MA-5000の 価格設定の段になると同価格帯の他社製品の性能が気になる、当社の商品は、真空管211のパラシングルで、その出力は45Wです。老舗ブランドの商品は、10倍の出力パワー400Wです。この圧倒するパワー・ハンデに臆する事なく市場に打って出る。我々の自信と覚悟は充分に出来ているのですが、念の為と言う心境です。
我々には、真空管の「音」への自信が有ります。しかし、前にも記した様に、最近のトールボーイ型スピーカーを駆動するに当たり、アンプの出力差10倍と言うのは、大きなハンデであり、ここに敢えて、挑戦する。その心は、音楽再生のツールがオーディオ商品である事です。蒸気機関車の音や雷の音などは無縁で有り、「音楽有ってのオーディオ商品」を標榜する「フェーズメーションのブランド・ポリシー」が、ここへの実践であり、武器であり、自信であります。聞かずして真実は語れない、ご試聴頂く事、大歓迎で御座います。お声掛けお待ちしております。

今月の音楽ライフです
新国立劇場の公演は、10月からが新シーズンの開催となり、今月は休みです。
9月2日(土) PM2:00開演 みなとみらいホールでの神奈川フィル定期演奏会に行って来ました。当日の指揮者が、ゲオルク・フリッチュ。ドイツ各地でのオーケストラ音楽監督を務めた後ミュンヘン音楽大学指揮科教授を務めている人です。
そして、ピアノ独奏が阪田知樹、この人は各種国際コンクールで優勝、入賞しており将来が期待されている今話題の人で、日本国内ではN響はじめ、主だったオーケストラとの共演で高い評価を得ている人です。
当日の演奏曲目、ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第4番でした、ラフマニノフ/ピアノ協奏曲と言えば2番が圧倒的に有名で、映画音楽に活用され膾炙されている曲です。
作曲者ラフマニノフが1917にロシアを亡命して以来、その後の作品は難産を重ねた結果、1944年に完成されたのが、ピアノ協奏曲4番です。私、この曲を聴くのは初めてで、レコードも持っていません。この初めて聞くピアノ協奏曲4番は、2番とはまるで趣が違い、作曲者のラフマニノフらしさ、雰囲気すら感じない異質の姿に戸惑うと言うものでしたが、流石にラフマニノフの曲、2番のイメージを残さずに聞くことが肝要かと。力強い曲に仕上がっており、ピアニストのテクニックと相舞って聴きごたえの有る演奏でした。
後ステージは、おなじみブラームスの交響曲2番で、この曲は構想から20 年かかったと言われていますが、実際には4ケ月で仕上げ1877年12月30日に初演され、聴衆及びウイーン・フィルの学団員からも絶賛されたと言われている名曲であり、当日の神奈川フィルの演奏も乗りに乗って素晴らしいコンサートでした。
終演後は、調子に乗って馴染みの寿司屋で一杯、その積りが久しぶりに深酒をしてしまった。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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