Phasemation フェーズメーション

colums会長のコラム

会長のコラム 248

R5年・5月のコラムです。

私は現在、横浜の老人ホームに入居しています。ここの住環境ですが、生活スペースと別に書斎と称して、極普通の住環境を想定し、続き部屋として12畳程度ある部屋を別に借用し、ここの音場環境でのオーデオ機器の試聴実験をしています。
トールボーイ型のキャビネットが主流の最近の市場状況ですが、小型SPに限り、昔ながらの四角ばった箱が一般的です。昔ながらの形を継承する小型のSPとして英国のハーベス等が今も健在で、この形で再生されるアナログ音源には、今も魅力を感じ、ここにミートするソフトを多数持って居ます。
しかし、トールボーイ型の音場定位重視の最近のSPに合わせ、音場定位を重視する当社の方針でもあり、部屋にマッチした比較的小型のものをこの部屋にセットしています。この型のSP駆動にハーベスと共用で当社300B相当管使用のMA-1000を切り替え使用していますが、規格上ではドライブ能力に全く問題は無い筈ですが、最近の大出力化傾向に習って、メインアンプを300Bパラシングルに変えてみると、この低音再生が素晴らしく蘇るのです。この現象を理論的に説明出来ないのですが、感覚的には理解出来る現象で、技術的に検証したわけではありませんが、逆起電力が発生し、入力信号をキャンセルしていると考えます。
此処で、もっと大きなパワー出力のアンプを接続すると如何なるかやってみたくなるのが技術者の性分と言うもの、近々この状態で新商品のMA-5000を接続してみるつもりで、その結果は後日、当コラムにて報告させて頂きます。請うご期待であります。
自宅の書斎で使用のトールボーイ型SPの商品名は、差しさわりあるので割愛させて貰いますが、国産の老舗SPメーカーのものです。

今月の音楽ライフです。
5月13日土曜神奈川フィル定期演奏会みなとみらいシリーズに14時開演で行って来ました。
前ステージがラヴェル/ピアノ協奏曲 ここでのピアノ奏者の中川優芽花が素晴らしかった。
ドイツ生まれの日本人でハスキルのピアノコンクールにて優勝歴があり現在リスト音楽大学に在籍し研鑽を積んでいると言う大器、将来は大物ソリストとなるべく大器の雰囲気を感じさせられる奏者でした。
後ステージがベルリオーズ/幻想交響曲、指揮者は大植英次、これは凄い演奏でした。この曲は随所に良いメロディーがあり、そこをつまみ食いする事が多いのですが、この大植さんの演奏は極めつけの名演でした。後日ソフトメディアとして販売されるのを期待します。

5月25日新国立劇場 オペラ/リゴレットに14時開演で行ってきました。
ヴェルディのオペラの中でも人気トップクラスのオペラであります。イタリアの人間国宝と言われる「レオ・ヌッチ」の当たり役でもあり、DVDソフトも数種出ています。
新国立劇場の制作スタッフもその影響を鑑みて本公演には苦労したものと思いますが、素晴らしい公演でした。主役の歌手3人が外国人、続くスパラフチーレに妻屋秀和、マッダレーナに清水華澄、以下全て日本人歌手で、何時も思う事ですが外国人歌手と協演となると日本人歌手陣もハッスルするのか、国産オペラの舞台とは別物の感ありで、関係者には失礼ですが、オペラ鑑賞が一種のステイタスと見做されるヨーロッパのレベルに日本人主体の公演が成長する事を期待したいものです。

キャスト
リゴレット ロベルト・フロンターリ
今世界で最も重要なバリトン歌手と言われている
新国立劇場には過去2度出演している。
ジルダ ハスミック・トロシャン
新国立劇場には度々重要な役で出演している。
マントヴァ公爵 イヴァン・アヨン・リヴァス
若手ながら最近各種コンぺティションに優勝しており、新国立劇場初登場です。
指揮 マウリツィオ・ベニーニ
オーケストラ 東京フィルハーモニー交響楽団 コンマス:近藤薫

さて、今月はもう一つ30日に新国立劇場にてオペラ/サロメの公演が予定されていますが、当コラムが長くなるので、来月に上梓させて頂きます。

鈴木信行 :すずき のぶゆき

昭和45年勤務先のアイワ株式会社をスピンアウトして独立。

磁気記録に関る計測機器の製造販売の事業を開始し、その後カーエレクトロニクスの受託設計の事業を始める。

何れの事業も順調に発展したが、会長の永年の思いであった、ハイエンドオーディオの自社ブランドを立ち上げ、現在はカーエレクトロニクスの事業を主とし、協同電子エンジニアリング(株)として運営している。

現在、協同電子エンジニアリング(株)の取締役会長として、趣味のオーディオを健全に発展させたいと真摯に研究し、開発に勤めている。

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